父の入院・18(父からの手紙・その3)

昨日と一昨日は、父が私宛てに手紙を書いてくれて、
病院でそれを受け取った母が、家まで届けてくれました。

これまでにもらった2つは、
手紙というより旅計画の箇条書きのメモっぽかったり、
「10日くらいで退院できたら」とか
「月内に(旅行したい)」とか、
いや、無理でしょ(ズビシッ)(←ツッコミ)、
って内容もちらほら混ざっていて、
ちょっと心配でもあったんだよね。
あんまり状況を把握できていないのか、
認めたくないのかなぁ、って。
無理もないけれども……。

でも、今回の2通は、すごく、すごく、
ちゃんとした「おたより」になってる……!
字にも力強さが出てきて、
今までとそんなに変わらないように思えます。

「未だ退院の目処はたっていませんが」
「現在は年内の退院がとり敢えずの希望です」って、
あっ、ちょっと、目標が現実的になってきたっぽい……?

そして、母宛てに書かれたものも見せてもらったのですが、
それもちょっとおもしろかったです。
母は、過去に交通事故で骨折&入院したことがあったり、
あちこちで転んだりぶつかったりして
ちょっと前まではほんとうにしょっちゅう怪我をしていたのだけれど、
そんな母に対して
「お主は前科者だから、自動車、バイクに気を付けて」
「無灯火の輩(やから)も多いため云々」って、
うわぁ、これ、すっごく、「いつものお父さん」っぽい!
「お父さん、だいぶ調子が出てきたね」って、
母と一緒に笑ってしまいました。ブッフォ!

そうそう、私宛ての手紙には、
「未だ両手首が不自由ですが」と書かれていました。
漠然と、手に力が入らないのかな、と思っていたけれど、
手首が弱っている、のかな? 力が入らないのかな?
車椅子を自分で動かすことはできても、
細かい加減はできない感じなのかなぁ……。

ああ、あと、実はこれまでの手紙では、
ところどころちょっと、漢字があやしげだったんだよね。
ぱっと見、読めるし意味はわかるのだけれど、
よく見ると一部の部首が抜けていたり、全然違っていたり。
漢字だけじゃなくて、カタカナとかでも、最後の一画が抜けていたり。
手が疲れて略しちゃったのか、気付かなかったのか、
記憶や言語の障害や後遺症の表れなのか、
一時的なものなのか、
どっちかなぁ、どうなのかなぁ、と心配していました。

2通目の手紙の時は、自ら
「少し文字を忘れています」とも書いていて、
実際、ひらがな混じりで簡単な熟語を書いたりもしていて、
忘れた自覚があるなら、そこまで深刻な状況じゃないかな、とか、
これからどんどん、ますます書けなくなっちゃうのかな、とか、
いやいや、意思の疎通はちゃんとできるから
それだけでも十分だ、とか、
こっちが焦っても仕方がないのにぐるぐる考えちゃったりもして。

でも、昨日付けの最新のお手紙は、
文字も内容も、だいぶピシッとしていました。
ほんとうに、よかった。

この先、何らかの問題が発覚する可能性ももちろんあるけれど、
その時は、どういうふうにフォローしていけばいいかを考えて、
できるだけ、父が困ったり悩んだりしないですむように支えていきたいです。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
めんどくさがりやの凝り性
ラクをするための手間は惜しまず
お茶と焼き菓子とぬいぐるみが好き
→ 本館サイト「花楽紗【KARAKUSA】」