父の入院・26(退院)【完】

救急搬送からきっかり2ヶ月の今日、父が退院しました。
よかった。ほんとうによかったです。

9時過ぎに実家に姉&義兄が車で迎えに来てくれたので
母と一緒に、4人で病院まで迎えに行きました。
あんまり大勢でぞろぞろ入っても邪魔になるかも、ということで
私と母だけ降りて中へ入ったら、
入ってすぐのところで父が仁王立ちしていてびっくり!
お、お、お父さん立ってる〜!
いや、とっくに歩けるようになっているのは聞いていたけれど
直接見たわけじゃないから、何ていうか、おおお〜!
……と一瞬込み上げてくるものがあったのですが、
「ちっともこーへんから心配したがや!」
と地団駄を踏まれて、えええええ!?

……こちらとしてはほぼ予定どおりの時刻に到着したのだけれど、
父と母のどちらかが勘違いしていたのか、
父としては9時頃にみんなが来てくれると思っていたらしいです。
が、全然誰も来なくて、
「家で倒れとるんかしらんと思って電話したら、誰も出なくて……」って。
あー、電話!
父は設備の充実した個室に入っていたので
見放題のTV&使い放題の電話があったのですが、
TVはともかく電話はこれまで一度も使わなかったのですよね。
それを初めて使ってしまったらしい。
(ちなみに、父は母のケータイ番号を知りません)
ああ〜、よしよし、不安になっちゃったのねぇ、淋しかったのねぇ。
待ちきれなくて、居ても立ってもいられなくなって、
病室を出て正面玄関で待ち伏せしていた、ということらしいです。

まぁ、そんなんこんなで、父と一緒にとりあえず病室へと戻りました。
父本人や母は「スタスタ歩ける」「普通と変わらない」と
手紙に書いたりメールで教えてくれたりしていましたが、
うーん、「高速ヨチヨチ歩き」って感じ、かなぁ?
関節が固くなってしまったのか、やっぱりどこか痛みが出るのか、
小股でスタスタ、という状態でした。
でも、ふらつきはなくて、安定はしているように見えたし、
杖なしで歩けるようになっただけでも、すごいよ!

病室へは、やっぱり家族は入れないようだったので、
母にはナースステーション前の待合スペースで待機してもらって、
私が伝票を持って会計を済ませに行きました。

その後、待合スペースへ戻る途中で
荷物を自分で担いだ父&母と合流。
最初は大荷物を自分で持つと息巻いていた父ですが
かさばるし持ちにくそうだし、やっぱりちょっと大変そうだったので
私が引き受けて運んだり、
お世話になったスタッフさんにもごあいさつしたりしながら、
駐車場で待機していた姉&義兄と合流して、無事に実家へと帰宅しました。

当初は、退院後にも訪問リハビリを利用する予定でいましたが、
思いのほか回復が早かったこともあり、それは取りやめに。
また、飲み薬などの処方もなく、通院の必要もなくなり、
もう、完全なる「退院」となりました。

ただ、床に座った姿勢から立ち上がるのは
まだまだちょっと、大変そうでした。
例えるならば、
「足がものすごーくしびれちゃった人が
 一生懸命がんばって立ち上がろうとする光景」
をイメージしてもらうと、何となく雰囲気は伝わりそうなのですが、
もう、全身を使って、ゆっくりゆっくり、
掴まれるところに手を置いて気合を込めてようやく立てる、って感じ。
適当な支えがない時は、人の助けが必要みたいで、
「ちょっと手伝って〜」と母を呼んだ時もありました。

あと、これは初耳だったのだけれど、
右肩に痛みが残っているのだそうで。
どうやら、当日、倒れた勢いで右肩を床に強くぶつけたらしくて、
その打撲の影響が続いているんだって。
そうだったのか……!
ああ、そういえば、口の中も切って2、3針縫ったらしいけれど、
それも右側だったなぁ。

ちなみに、倒れた当日から3日間ほどの、
救急搬送やICUや一般病棟への移動のあたりまでは
記憶がないそうです。
まぁ、そうだろうねぇ、無理もないわねぇ。

……などと、お茶を飲みながらみんなで話をしていたのですが、
甥っ子が短縮授業で昼前に学校が終わるらしくて
姉&義兄は一足先に帰って行きました。
車出してくれてありがとう、またね〜!

そして私は、そのまま両親と一緒にお昼を食べました。
入院以来ずっと、スプーン&フォークで食事をしていたという父ですが、
問題なくお箸を使って、納豆をもりもり食べていました。
おおー、手先は十分、機能してるね! よかったね!

あと、お昼は母が作った炒飯だったのですが、
「味が濃い」とも言っていましたねぇ。
病院で出されるものは、塩分その他に厳密だろうから
たぶんきっと全体的に薄味で、
久しぶりの普通食で、舌が驚いていたのかもしれません。

あっ、記録のために、現在の父の回復具合についてまとめておきますね。

  • 小股ながらもスタスタ歩ける
  • 階段の昇り降りは、手摺りがあれば大丈夫
  • 床に座った姿勢からの立ち上がりはやや困難
  • 手先の機能に問題はなく、お箸も使える
  • 右肩に打撲の後遺症あり
  • 通院や服薬の必要なし
  • アルコールの摂取は「ほどほどに」とのこと
    (「とりあえず1年くらいはやめておこうね」と念押ししておきました)


そんなこんなで、元気な姿を確認してから、私も帰宅しました。
無事に退院できて、歩くだけなら心配もない状態になって、
ほんとうによかったです。

父の回復具合などは、今後もちょろちょろとメモしていくかもしれませんが、
これまで長らく続けてきた「父の入院」シリーズは
これにて完結といたします。
心配してくださったみなさま、ありがとうございました(ぺこり)。

さて、これからしばらくは、
これまでずっと気を張ってきた母が反動で倒れたりしないか
ちょっと心配だったりします……。
まぁ、来月からは私の土曜出勤もなくなるし、
何かあったら支えていこうと思っています。

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▼2021.4/28追記
その後の父の回復具合については
「家族」カテゴリ内で「父近況」と題して時々メモしています。
よろしければそちらも見ていって下さいね。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
めんどくさがりやの凝り性
ラクをするための手間は惜しまず
お茶と焼き菓子とぬいぐるみが好き
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