「蒼穹のファフナー EXODUS」

蒼穹のファフナー EXODUS 1 [Blu-ray] - 石井真, 喜安浩平, 松本まりか, 新井里美, 白石稔, 田中正彦, 石川由依, 島﨑信長, 小野賢章

年末年始に、録りためていた「蒼穹のファフナー EXODUS」をまとめて消化しました。
無印と称される「蒼穹のファフナー」の続編で
BSではこの2シリーズが続けて再放送されていたのですが、
実はこの2つのTVシリーズの間には
前日譚にあたるTVスペシャル(「〜RIGHT OF LEFT」)や
後日談にあたる劇場版(「〜HEAVEN AND EARTH」)があり、
さらにはこの「〜EXODUS」(エグゾダス:脱出、移動、移住)の後にも
その後を描いたODA(先行上映あり)の「〜THE BEYOND」も製作が続けられていて、
いや〜……、長いお話なのだなぁ……。

ていうか、TVシリーズのみを続けて視聴したので
この「EXODUS」も、特に序盤では
あれから何がどうなってこうなったのか
よくわかっていませんでした。
そもそも、前作も世界観や専門用語をよく理解できないまま
気づいたら完走、という状態でしたが
(その直後の感想メモはこちら)、
今作は勢力関係もさらにややこかったですねぇ。
たまにちょちょいとググったりwikiったりしつつ
「あ〜、これ以上調べるとあまりにもネタバレしちゃいそう……」
と途中でやめたり、といった感じで、
たぶんあんまり理解できてないんだろうな、と自覚しつつ、
それでも引き込まれて、夢中になってしまいました。

細かいことがよくわからなくても引き込まれる、見てしまう、
っていうのは、この作品にそれだけの魅力があるということだろうし、
だからこそ、初作(無印:2004年放映)から何年にもわたって
続編が作られ続けているんだろうなぁ、と思います。

……でもねぇ、これ、いろいろ描写がエグいっちゅーか、
噂に違わぬトラウマアニメでしたよ〜。
もう、キッツい! 辛い。泣いちゃうよ、もう。
いろいろあったけれど、カノンとかさぁ、もう……。
「えっ、これ、カノンどうなる……、えっ、死……?
 死んじゃ……? えっ、ダメ行くなやめてカノン! カノンー!!」
って感じでした。うっうっ。
あー、私カノンのことこんなに好きだったんだなぁ、って……。

あと、後輩ちゃんたちがみんな、それぞれにいい子たちでねぇ。
あんな、服着てごまかせるとは言え「異形の者」になっちゃったり
見た目はともかく日常生活に支障が出るような影響を受けつつも
必死で戦っていて、うっうっ。
そんな中で、零央(れお)くんと美三香(みみか)ちゃんのカップル(未満)が
微笑ましくて可愛らしくて、好きィィィ!
ってニヨニヨさせてもらったりもして。
零央くん、顔もいいけど、心がイケメンすぎる!

そうそう、「水鏡美三香(みかがみ・みみか)」って、もう、
この名前だけでもめっちゃ可愛くないですか?
あと、みんなで銭湯に行った時の
「それ、みみかのだよー?」とか
「それ、みみかのー!」っていう声が、台詞が、カーワーイーイッ!

前作からお気に入りだった真矢ちゃんは、
今回も辛いことが目白押しでしたね……。
でも、いろいろ耐えて乗り越えていっちゃって、
どんどん強くなっていっちゃうのが逆に痛々しくて可哀想だったなぁ……。
そして、名スナイパーっぷりに拍車がかかってすごいです。
全話完走後に見つけた、放映当時のまとめサイトで
「ゴルゴ」って呼ばれていて、ちょっと笑ってしまったけれども。
いやぁ、でも、機体に乗っていても生身でもまさにゴルゴでした。

彼女、もう、溝口さんに嫁にもらってもらった方がよくない?
ていうか、一騎、そんなにいいか?
どうしてあんなにモテモテなの??

あっ、そうそう、芹ちゃん&織姫ちゃんの関係性も大好きです。
あれだけツンケンしていた織姫ちゃんだけれど、
やっぱりほんとうは大好きだったんだねぇ、芹ちゃんのこと。
最後の最後でちゃん付けで呼んだところとか
年相応(?)な可愛らしい声で泣いちゃうところとか、
あああ、織姫ちゃん……! うっうっ。

それから、甲洋が復活した経緯は視聴している時はよくわからなかったけれど
(全話完走後にググって補完しました)、
何というか、ものすごく燃えましたね。
大人たちが警戒する中、ショコラがまっすぐに駆け寄っていくシーンとか、
その後もショコラと一緒にいるところとか、グッときました。
わんこ、可愛い。
ショコラはカノンが消滅した時も遠吠えしてたじゃない?
あの時もあれで
「ああ、カノン死んじゃったんだ……」
って、受け止めなきゃいけないんだ、って思ったし……。

群像劇だから、いろいろなキャラの想いや成長を見守ることになって、
あっちにもこっちにも振り回されっぱなしだったけれど、
とても濃いドラマだったなぁ。
一方で、アクションというか、バトルシーンもめちゃめちゃかっこよかったです。
無印から10年くらい経ってから製作されたこともあり、
続けて視聴した私にとっては、もう、作画が突然美しくなった感じで、
痛みや怪我の描写にビビってギョアアアな気持ちになりながらも
すごい、かっこいい、何だこれもうわけわからん、と感動していました。

OPもかっこよかったですよね。
特に後期OPのアニメは、無印OPとも繋がっていて、
こんなのずるいよー、って思っていました。

あと、後期EDは「ホライズン」っていう曲名で、
「♪ホライズーゥゥゥウ〜ン ホライズーゥゥゥウ〜ン……」
という歌い出しなのですが、
前述のまとめサイトで
「♪ほら胃ズーン ほら胃ズーン」
などと出ていてめちゃくちゃ笑ってしまいました。ブッフォ!
いや、でも、ほんっと、ほら胃ズーン……。
見たら苦しくなるとわかっているのに、ついつい見ちゃう、やめられない、
そんなトラウマアニメです。

時間ができたら、劇場版やTVスペシャル版も含めて
また無印から見返したいような、
でも、そんなことしたらHPもHPもごっそり削られるだろうし
二度と触れたくないような、
そんな相反する気持ちの間で揺れ動いています。

でも、見応えあったし、まぁ、見てよかった、かな。
しんどいけれど、辛かったけれど、濃い作品でした。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
めんどくさがりやの凝り性
ラクをするための手間は惜しまず
お茶と焼き菓子とぬいぐるみが好き
→ 本館サイト「花楽紗【KARAKUSA】」