「コウラン伝 始皇帝の母」

夢中になって見ていた中国ドラマ、「コウラン伝 始皇帝の母」が
先日で最終回でした。

おもしろかったけれど、最後はナレーションでバタバタっとまとめられてしまって、
サブタイトルで「始皇帝の母」ってあるのに
肝心の始皇帝の母になって以後がこんなんで、いいの!?
と笑ってしまいました。えええー……。
まぁ、いろいろ、制作サイドにも都合があったりしたんだろうかなぁ……。

このドラマ、オリジナル版では1話45分・全62話だそうですが(→Wiki)、
私が視聴したBSプレミアムの日本語吹き替え版は1話60分・全34話に編集されていて、
おかげで展開が早い早い!
でも、基本的には「コウランやその周囲がピンチ!→機転を利かせて反撃!」
といったパターンの繰り返しなので、
飽きる人はすぐ飽きるだろうなぁ、とも思いながら見ていました。
実際、母は途中で脱落してしまったし。
オリジナル版そのままで放映してくれれば印象もだいぶ変わったと思うのに、
どうしてカットしちゃうんでしょうねぇ。残念。

古代中国という舞台設定のせいもあるのか、
バンバン殺すしバンバン処刑するしバンバン自害するお話でもありました。
メインキャラでまともなお亡くなり方をしたのって、
ほんとうに、数えるほどしかいないのでは。

ヒロインのコウランさんは、
根は素直で優しいけれどやられたらきっちりやり返す人でもあるので
けっこう好きでした。
でも、男運はちょっと、恵まれなかった感じですね。
ああ、でも、たぶん小春(しょうしゅん)とは生涯仲良く暮らしていたと思うから、
まぁ、幸せだったかなぁ。

異人(いじん、後の子楚(しそ))様は、
コウランちゃんのこと、ほんとうに好きだったんだなぁ、
というのが時々仕草や表情に丸出しで可愛らしかったけれど、
王様になってからは「敵をだますには、まず味方から」を実践してしまって、
わだかまりを残したまま死んじゃったのが、うーん、ちょっとなぁ……。
コウランや息子の敵を根絶やしにするための策だったとはいえ、
コウランの身になって考えると、もうちょっと何とかならんかったのか、っていうか……。

呂不韋(りょふい)は、異人のことを裏切り者呼ばわりしていたけれど、
だって、あの時はみんな、呂不韋は死んじゃったと思っていたんだから、
そこは怒っても仕方ないっていうか、自分も悪いんじゃん、と思いますよ。
ただ、「欲しいものは必ず手に入れる」といっていた彼が
元恋人のコウランに対してどうするのか、
ずっと気になっていたのにそこもバタバタっとまとめられて終わってしまって、あれー。

というか、今ちょっと、史実について初めていろいろググってみたけれど、
伝説として残っている情報としては、3人とも、いろいろアレだな……!
このドラマ、いわゆる大河のような、「史実をもとにしたエンタメ」なのだな。
うん、いや、わかってはいましたけれど、ええ。

あと、最初はおっそろしかった雅(が)王女とコウランちゃんが
仲良くお酒を飲んでいるシーンが印象的でした。
しみじみしていたらあんな展開になって、あああー、でしたけれども。

雅王女といえば、趙高の動向も気になっていたけれど、
彼も実在の人物だったのですね。さっき初めて知りました。
ラストまで生き残った数少ない人物の1人ではありますが、
政くんをいつ陥れるのかと終盤はドキドキでした。
そこらへんがはっきりしないまま幕を閉じたのも、
このドラマが尻切れに感じられた要因の1つになったと思います。

ああ、でも、衣装とか美術とか、そこらへんはものすごーくよかったです!
すごくきれいで、目の保養になりました。
コウランちゃんの衣装では、趙の女官時代の白・赤・青・金のが
いちばん好きでした!
衣装展とかあったら見に行きたいです。ないかなぁ、どうかなぁ。

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桜衣淑乃(SAKURAI Yoshino)
めんどくさがりやの凝り性
ラクをするための手間は惜しまず
お茶と焼き菓子とぬいぐるみが好き
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